みなさん、こんばんは!一人でも多くの人に焼酎を飲むきっかけを与えたい。
焼酎プロモーターの亜樹穂です!
梅雨入りしてからジメジメした日が続いていますね。この時期を乗り越えれば夏はもうすぐそこ!
夏といえば、「夏焼酎」いわゆる「夏季限定 本格焼酎」です!
ということで、今回は夏焼酎の魅力と夏焼酎の銘柄をご紹介していきたいと思います。
今回の記事は、夏焼酎を探している方や夏焼酎がどんな焼酎なのか興味がある方にも楽しんでいただける内容となっています。
そもそも夏焼酎とは?
そもそも夏焼酎って、なんだろう?と思ったので調べてみました!
夏焼酎は2011年に始まったと言われています。発案したのは、大分県の麦焼酎を造る藤居醸造さん。
夏はどうしても焼酎の消費が落ち込んでしまう… なんとかできないものかという想いから夏焼酎は生まれました。
『ふんわり涼やか 特蒸泰明(ふんわりすずやかとくじょうたいめい)』は、一目で夏の焼酎と分かるようにボトルに金魚を描いています。このデザインが人気となり、少しずつ藤居醸造さんの焼酎の認知度も上がったそうです。
今では、宮崎県、鹿児島県、福岡県など様々な蔵元が夏焼酎を世に送り出しています。
夏焼酎の起源がとても興味深いですね!
藤居醸造さんの強い想いから生まれたなんて胸が熱くなります。
ちなみに、私は夏も本格焼酎を水割りや炭酸割りで楽しんでいます!
夏焼酎に求められているものは爽やかさと夏らしさ!
夏焼酎の生まれた目的や背景がなんとなく伝わりましたでしょうか?
では、次に何をもって夏焼酎と呼ぶのか。
夏焼酎の特長についてお話します。
宮崎県の夏焼酎の定義を見つけたのでご紹介しますね!
宮崎県の夏焼酎のコンセプトは3つあるそう。
1:青いボトルを使うこと。
焼酎は夏の季語だった? いま密かにアツイ夏焼酎とは?!
2:青と白を基調としたラベルで文字は入れないこと。
3:アルコール度数は20度。
SNSで見かける夏焼酎は、確かに青いボトルが多いなと思っていました!定番銘柄のラベルと色やデザインを変えると、「限定物」がより伝わりそうです!
そして青いボトルが涼しげで可愛いですよね。
ラベルを剥がさずに飾りたい…!
では、ここから夏焼酎の銘柄紹介をします!今回は15の銘柄をご紹介します!
ここに載っていない夏焼酎があったら、ぜひSNS等で連絡をいただけるとありがたいです!
大分県→福岡県→長崎県→宮崎県→鹿児島県の順に記しています。
【藤居醸造】『ふんわり涼やか特蒸泰明』
- メーカー所在地 大分県
- アルコール度数 19度
- ジャンル 麦焼酎
- 原材料 大麦(二条大麦)、麦麹
- 飲み方 ストレート、ロック
写真は藤居醸造さんのHPよりお借りしました。
元祖夏焼酎ですね!
夏の風物詩である金魚がラベルにいると、涼し気な気分を味わえそう!
【ゑびす酒造】『熟爽ゑびす蔵』(じゅくそうえびすぐら)
- メーカー所在地 福岡県
- アルコール度数 20度
- ジャンル 麦焼酎
- 原材料 大麦(九州産二条大麦)、米麹
- 貯蔵年数 5年~10年
- 飲み方 ストレート、ロック、炭酸割り
写真はゑびす酒造さんのHPよりお借りしました。
ゑびす酒造さんのイメージキャラクターがいるラベルは癒やされる!
10年樽熟成した麦焼酎が20度まで度数が下がっていると、味もまろやかになってそう…!
樽の香りを炭酸割りで楽しむのもいいですね!
【重家酒造】(おもやしゅぞう)『ちんぐ 夏上々』
- メーカー所在地 長崎県
- アルコール度数 19度
- ジャンル 麦焼酎
- 原材料 二条大麦(2/3壱岐産ニシノホシ)、米麹(1/3ニシノホシ)
- 飲み方 ストレート、ロック(冷やして)
写真は重家酒造さんのHPよりお借りしました。
梨を彷彿とさせるフルーティーで優しい香りが特長の麦焼酎!これは、冷やしてストレートで飲みたくなりますね。
焼酎ビギナーも『ちんぐ夏上々』に出会って焼酎(國酒)に恋して欲しい!という想いも込められているのだとか。
夏上々のうちわが可愛い。
【柳田酒造】『夏の赤鹿毛』(なつのあかかげ)
- メーカー所在地 宮崎県
- アルコール度数 20度
- ジャンル 麦焼酎
- 原材料 大麦、麦麹(どちらも九州産二条大麦)
- 飲み方 ロック、お湯割り
写真は柳田酒造さんのHPよりお借りしました。
ラベルの女の子が可愛い!通年で出ている『赤鹿毛』のラベルと比較すると、ギャップに驚きました!
夏焼酎といえば、『夏の赤鹿毛』だ!とSNSで見かける頻度の多かった夏焼酎です。
20度だとロックでも飲みやすそうですね!
【松露酒造】『夏季限定松露』(しょうろ)
- メーカー所在地 宮崎県
- アルコール度数 20度
- ジャンル 芋焼酎
- 原材料 さつま芋、米麹
- 飲み方 冷やしてお好みで
写真は松露酒造さんのHPよりお借りしました。
松露酒造さんの定番銘柄『松露』は通常は「黄金千貫」というさつま芋を使っているのですが、『夏季限定 松露』では、「宮崎紅」というほっこりした甘さが特長のさつま芋を使っています!
これは、定番銘柄と飲み比べをしたくなる1本ですね…!
【小玉醸造】『夏の潤平2020』
- メーカー所在地 宮崎県
- アルコール度数 20度
- ジャンル 芋焼酎
- 原材料 甘藷(コガネマサリ)、米麹
- 飲み方 水割り、炭酸割り
打ち寄せる波のようなラベル!夏らしいですね。
宮崎県産の「コガネマサリ」という新しい品種のさつま芋を使っていることが特長の1つみたい。
「コガネマサリ」を使った初めての本格芋焼酎だから数量限定なんだとか!
【渡邊酒造場】『夏のまんねん』
- メーカー所在地 宮崎県
- アルコール度数 20度
- ジャンル 芋焼酎
- 原材料 甘藷(大地の夢)、米麹(夏の笑み)
- 飲み方 ロック
写真は渡邊酒造場さんのHPよりお借りしました。
ペンギンをモチーフにしたラベル可愛いですね!
特に惹かれるのは自家栽培のさつま芋!渡邊酒造場さんは、原料芋の栽培から瓶詰めまで行っているそうです。すごいですね…!
米麹に使われているお米は、宮崎県産だそう。
普段お目にかかれないさつま芋で造られた芋焼酎は味のイメージがつかなくてワクワクしますね!
【小牧醸造】『夏の小牧』
- メーカー所在地 鹿児島県
- アルコール度数 25度
- ジャンル 芋焼酎
- 原材料 さつま芋、米麹
- 飲み方 ロック、炭酸割り
写真は小牧醸造さんのHPよりお借りしました。
透き通った瓶に大きく『小牧』と書いてあるので、酒販店や飲食店ですぐ見つけられそうね!
『夏の小牧』は、ジョイホワイトというさつま芋と白麹で仕込んだ原酒と紅さつまというさつま芋と黒麹で仕込んだ原酒をブレンドしているんだとか!
どんな香りがするのか気になります。
【あくがれ蒸留所】『あくがれBLUE』
- メーカー所在地 宮崎県
- アルコール度数 20度
- ジャンル 五穀焼酎
- 原材料 麦、粟(あわ)、稗、黍、大豆、米(国産米)、米麹
- 飲み方 ロック、水割り
ウミガメのイラストが可愛い!ブルーボトルには、宮崎の海と空をイメージしているそう。五穀焼酎というジャンルもあるんですね。初めて知りました!
粟や稗が使われた焼酎の味わいは気になりますね…!
【小正醸造】『ひめあやか』
- メーカー所在地 鹿児島県
- アルコール度数 20度
- ジャンル 芋焼酎
- 原材料 さつま芋、米麹
- 飲み方 ロック、炭酸割り
写真はコセド酒店様よりお借りしました。
ひまわりのイラストがインパクトありますね!
飲食店のカウンターにあったら目立ちそうです。
「ひめあやか」とは、新種のさつま芋なんだとか。
そのまま食べてもとっても美味しいさつま芋を使うと、どんな味わいになるのかな…?
【鹿児島酒造】『ALOALO』
- メーカー所在地 鹿児島県
- アルコール度数 25度
- ジャンル 芋焼酎
- 原材料 さつま芋、米麹
- 飲み方 ロック、水割り
写真は鹿児島酒造さんのHPよりお借りしました。
今までは、「紅さつま」と「黄金千貫」という組み合わせで『ALOALO』を造っていたそうですが、今年は「紅さつま」と「ハマコマチ」という組み合わせに変えてみたそうです!
さつま芋の組み合わせを変えることで、柑橘系の味わいと花の香りがより楽しめるようになったなんて素敵ですね…!
ちなみに『ALOALO』とは、ハワイ語でハイビスカスの意味です!
【吉永酒造】『夏の利八』
- メーカー所在地 鹿児島県
- アルコール度数 30度
- ジャンル 芋焼酎
- 原材料 さつま芋、米麹
- 飲み方 ロック
写真は吉永酒造さんのInstagramよりお借りしました。
夏焼酎の中であえての30度…!どのような背景から30度の夏焼酎が生まれたのかを知りたくなりました!笑
吉永酒造さんの造る焼酎の中でも特に個性が強く、濃厚で芳醇な味わいだなんて興味深いですね!
【濵田酒造】『薩州 赤兎馬 20度』
- メーカー所在地 鹿児島県
- アルコール度数 20度
- ジャンル 芋焼酎
- 原材料 さつま芋、米麹
- 飲み方 ロック
赤兎馬シリーズにも夏焼酎を発見!使用しているさつま芋が「黄金千貫」と「頴娃紫(えいむらさき)」です。
焼酎づくりでよく使われるさつま芋と紫芋をブレンドしていることで、よりフルーティーな味わいが楽しめそう!
【大海酒造】『涼風大海』
- メーカー所在地 鹿児島県
- アルコール度数 25度
- ジャンル 芋焼酎
- 原材料 さつま芋、米麹
- 飲み方 ロック、炭酸割り
写真は大海酒造さんのHPよりお借りしました。
大海酒造さんは様々なさつま芋で芋焼酎を造っているイメージがあります!
『涼風大海』に使われているのは、「ベニオトメ」というさつま芋。軽やかな口当たりと吟醸香が楽しめるそうです!
【丸西酒造】『有明の月 空蒼』(くうそう)
- メーカー所在地 鹿児島県
- アルコール度数 25度
- ジャンル 芋焼酎
- 原材料 さつま芋、米麹
- 飲み方 ロック、水割り
写真は丸西酒造さんのHPよりお借りしました。
『空蒼(くうそう)』という名前がカッコいい!
ふるさとに蒼い空が広がるイメージで名付けたそうです。
「黄金千貫」というさつま芋と「ムラサキマサリ」というさつま芋を甕壷で仕込み1年以上貯蔵した原酒をブレンドしています。
これはまろやかな口当たりで飲みやすそうですね…!
おわりに
夏焼酎特集いかがでしたか?
今回の記事で、夏焼酎に興味を持ってくれた方はぜひお試しを!
恥ずかしながら、私も夏焼酎の始まりや夏焼酎の定義は今回の記事作成で知る機会となりとても勉強になりました!
夏焼酎だからあえて、普段使わない原料にも挑戦しやすいのかもしれないと僭越ながら感じました!
定番銘柄と飲み比べをすると新しい発見がたくさんありそうです。
投稿者プロフィール
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焼酎プロモーションメディア「RANBIKI」編集長/焼酎プロモーター
好きなものはあん肝と白子。趣味は美味しい飲食店めぐりと酒屋さんめぐり
学生時代に本格焼酎と出会い、「一人でも多くの人に本格焼酎を飲んでもらいたい」「焼酎=パワフルのイメージを払拭したい」想いが強くなる。
その後独学で焼酎の勉強を始める。2021年3月に焼酎唎酒師を取得。
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