皆さん、こんばんは!一人でも多くの人に焼酎を飲むきっかけを与えたい。焼酎プロモーターの亜樹穂です!
今回は、虎ノ門にある日本の酒情報館で開催された「酒屋が選ぶ焼酎大賞の試飲会」の参加レポートをお届けします。
そもそも「酒屋が選ぶ焼酎大賞って何?」という方もいらっしゃると思うので、賞の概要もこちらの記事でご紹介します!
今回の記事は、お酒の賞に興味のある方、本格焼酎に興味はあるけど何から飲んでいいか分からない方、普段のラインナップに新しい銘柄を取り入れたい方に楽しんでいただける内容になっています。
酒屋が選ぶ焼酎大賞はコロナ禍で設立された賞!
酒屋が選ぶ焼酎大賞は今回で2回目の開催になります。
コロナ禍の影響で外食産業が落ち込んだ時期に酒販店から飲食業界・日本酒業界・焼酎業界を盛り上げたいという想いから設立したそう。
酒の魅力を伝えるプロフェッショナルがその年にもっともお客さんに勧めたい焼酎を選び、テイスティング審査で大賞を決定しています。
酒屋が選ぶ焼酎大賞と聞くと、本屋大賞を彷彿とさせますね!
その道のプロが選ぶ「お客さんに勧めたい焼酎」は飲み手側としてもとても参考になってありがたいです!
続いて、第2回酒屋が選ぶ焼酎大賞の結果をお伝えします!
芋焼酎部門
- 大賞 若潮酒造『GLOW EP05』
- 優秀賞 国分酒造『蔓無源氏』
- 優秀賞 西酒造『富乃宝山』
どの銘柄も口当たりがサッパリしてて、フルーティーな香りが楽しめますね!
芋焼酎ビギナーの方にお試しいただきたい【サッパリ×フルーティー】が多い印象です。
麦焼酎部門
- 大賞 藤居醸造『新焼酎 特蒸泰明』
- 優秀賞 藤居醸造『特蒸泰明』
- 優秀賞 久保酒蔵『久保 白麹』
藤居醸造さんが大賞と優秀賞の2冠はすごいですね!
麦の香りがしっかり楽しめる【シンプル×パワフル】が多い印象です。
米焼酎部門
- 大賞 小正醸造『メローコヅルエクセレンス』
- 優秀賞 高田酒造場『あさぎりの花』
- 優秀賞 旭酒造『耶馬美人 米』
これまでのラインナップと比較すると、樽貯蔵をしている銘柄とフルーティーな香りが楽しめる銘柄と米の旨味が感じられるもので三者三様に分かれた印象があります。
黒糖焼酎部門
- 大賞 朝日酒造『神喜の目醒め シェリー樽熟成』
- 優秀賞 奄美大島開運酒造 『紅さんご』
- 優秀賞 朝日酒造『壱乃醸朝日』『南の島の貴婦人』
朝日酒造さんから3本も入賞しているんですね!すごすぎます。
樽貯蔵した黒糖焼酎【フルーティー×パワフル】が多い印象です。
泡盛部門
- 大賞 請福酒造 『直火請福』
- 優秀賞 菊之露酒造 『菊之露』
- 宮里酒造所 『春雨ゴールド』
お米の旨味がしっかりと感じられそうな泡盛のラインナップですね。
熟成年数が短いものが多い印象です。
続いて試飲会の模様をお届けします!
焼酎大賞・優秀賞を試飲できるイベント!
今回開催された酒屋が選ぶ焼酎大賞の受賞酒を楽しむ会では、すべての部門の焼酎大賞と優秀賞の銘柄を試飲することができます!
開催概要はこちら!
日時:2023年7月12日(水)19:00~21:00
会場:日本の酒情報館
定員:30名
蔵元さんのお話を聞きながら本格焼酎を楽しめる!
当日はまず酒屋が選ぶ焼酎大賞の受賞酒の説明があり、合わせて授賞式に参加された蔵元さんから、銘柄についての講話がありました。受賞した銘柄に対する想いから一緒に合わせると美味しい料理のお話まで幅広くお話していただき、大変勉強になりました。
その後は待ちに待った試飲会です。
試飲しながら地元のおつまみを楽しむ立食形式。
蔵元のみなさんも試飲会の会場にいらっしゃったので、「もっとお話を聞きたい!」と思った蔵元さんには自らお話を聞きに行くことができました。
酒屋が選ぶ焼酎大賞は焼酎ビギナーにもオススメ!
お酒のプロフェッショナルが選んだ大賞ということもあり、焼酎ビギナーも親しみやすい銘柄が多かったように思います。
「本格焼酎に興味はあるけど、何から飲んでいいのか分からない」という声もちょくちょくお聞きするので、そういう方たちにとっては参考になるのではないでしょうか。
最後に、私が「酒屋が選ぶ焼酎大賞の受賞酒を楽しむ会」ですべて試飲した中で印象に残った2つの銘柄をご紹介します。
【小正醸造】『メローコヅルエクセレンス』
- ジャンル 本格米焼酎
- アルコール度数 25度
- 原料 米、米麹 (白麹)
- 飲み方 ロック、水割り、ソーダ割り
写真は小正醸造さんのHPよりお借りしました。
複数回蒸留した米焼酎をホワイトオーク樽で熟成しているそうです!
スッキリとした口当たりの後にほんのりと甘いバニラの香りが感じられます。余韻にお米の甘みが心地よく広がりますね。
ソーダ割りにすると食事に合わせやすそうです!
【宮里酒造所】『春雨ゴールド』
- ジャンル 泡盛
- アルコール度数 30度
- 原料 米、米麹 (タイ米)
- 飲み方 ストレート、お湯割り、水割り
写真は琉球泡盛さんのHPよりお借りしました。
『春雨ゴールド』は『春雨カリー』と異なる手法で造られており、短い期間で古酒のような味わいを生み出すことに注力したそうです。
実際にいただいたところ、軽やかな口当たりの後にしっかりとしたお米の旨味やコクを感じられます。(2~3年熟成しているのでは?と勘違いしてしまいそうなほど、旨味やコクに丸みがあるのですよね‥)
おわりに
今回は、酒屋が選ぶ焼酎大賞の受賞酒を楽しむ会の参加レポートをお届けしました!
造り手さんのお話を聞けると、ますます本格焼酎が好きになりますね。
今回紹介したラインナップに興味をお持ちの方は、酒屋が選ぶ焼酎大賞の実行委員に名前を連ねている酒屋さんに足を運んでいただけますと幸いです!(きっと置いているはず‥!笑)
実行委員の酒屋さんについては下記のリンクからご確認ください!
投稿者プロフィール
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焼酎プロモーションメディア「RANBIKI」編集長/焼酎プロモーター
好きなものはあん肝と白子。趣味は美味しい飲食店めぐりと酒屋さんめぐり
学生時代に本格焼酎と出会い、「一人でも多くの人に本格焼酎を飲んでもらいたい」「焼酎=パワフルのイメージを払拭したい」想いが強くなる。
その後独学で焼酎の勉強を始める。2021年3月に焼酎唎酒師を取得。
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