皆さん、こんばんは!一人でも多くの人に焼酎を飲むきっかけを与えたい。焼酎プロモーターの亜樹穂です。「焼酎ハイボール」と聞くと、どんなお酒を思い浮かべますか?味や香りがあまりしないイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
「RANBIKI」では、香りや味をより感じられる本格焼酎を使った「焼酎ハイボール」をオススメしています。詳しくは記事の後半をご覧くださいませ!
焼酎ハイボールとは
焼酎ハイボールは、一般的に甲類焼酎を炭酸水で割ったものとされています。
甲類焼酎は原料の風味は残らないため、無味無臭のピュアな味わいとなります。そのため、他のお酒と混ぜたり、香料を付けたりすることに向いている焼酎です。
甲類焼酎についてもっと詳しく知りたい方はこちら
焼酎をソーダで割った「焼酎ハイボール」は、昭和20年代に東京の下町で誕生したといわれています。甲類焼酎に独自のエキスを加えたもので、当時はまだ飲みにくかった焼酎をおいしく飲むために工夫されたもの。
「ハイボール=ウイスキーじゃない!? 焼酎ハイボールのたのしみ方」https://tanoshiiosake.jp/3714
宝酒造様から「焼酎ハイボール」と銘打った商品も出ていますので、このイメージが強い方も多いように思います。(こちらも甲類焼酎ですね!)
ハイボールとは
「ハイボール=ウイスキーの炭酸割り」とお考えの方いらっしゃいませんか?
実は、ハイボールはお酒の割り方の一種です。「お酒をソフトドリンクで割ったもの」の総称を「ハイボール」と呼んでいます。
海外のバーで、「ウイスキーの炭酸割り」を飲みたい時は、「ウイスキー・ソーダ」と伝えれば飲むことができます。(バーのメニューにハイボールがないのは、そのためです!)
ハイボールの語源について
ハイボールの語源は諸説ありますが、今回はアメリカの例をお伝えします。
かつてのアメリカの鉄道では、気球(ボール)を信号として使っていました。(ボール信号)。たとえば、駅を通過させる急行列車が予定より遅れていたら、気球を高く上げて、それを知らせていたというのです。
つまり、高い気球(ハイボール)は「急げ」の合図だったわけです。そこから、ウイスキーにソーダを入れるだけで素早くつくれるこのカクテルが、「ハイボール」と呼ばれるようになった、
『家飲み&外飲みがもっと楽しくなるカクテルの話』P50,佐藤喜代八,2013年,株式会社ナツメ社
少し無理があるような気もしますが…「ハイボール」を語る雑学としてオススメではないでしょうか。笑
RANBIKIが本格焼酎の炭酸割りを「強く」オススメする理由!
「本格焼酎」を世の中に広めたい、焼酎プロモーターの私としては、甲類焼酎のハイボールではなく、本格焼酎を炭酸で割って飲んでいただくことを強くおすすめしています。
それは何故か?
ここでは優しめな理由とちょっと厳しめな理由にあえて分けてお伝えします。笑 本格焼酎を愛するが故に、辛口になることをお許しください。
優しめな理由
甲類焼酎の大きな特長は「無味無臭」であること。
だからどんな割り物とも相性がいいですし、お手頃価格で手に入ります。
甲類焼酎の特長である無味無臭は、ポジティブに解釈すればどんな飲み物とも合う。
でもそれは、ネガティブに解釈すると個性がないということ。
すなわち、他の無味無臭なお酒を炭酸で割るのと変わらなくなってしまいます。 だからちゃんと香りがあり、個性のある本格焼酎を炭酸割りで楽しんで欲しいな、と思います。
厳しめな理由
本格焼酎が若者に飲まれない大きな理由の一つは、若者が甲類焼酎を飲んで「焼酎」を知った気になっているからではないでしょうか?
お手頃価格で手に入るので、割り物などで甲類焼酎は利用されます。
その印象で、「焼酎は美味しくない」とか、飲み合わせが悪かったりで「焼酎は悪酔いする」というネガティブイメージが生まれている気がします。
本格焼酎の特長・良さをしらないで、焼酎が語られることが私は本当に悲しいし、とても悔しいです。
言い方がよくないかもしれませんが、甲類焼酎のハイボールは「無味無臭」であるので、たくさん飲んで早く酔うことが目的なら、甲類焼酎を使った「焼酎ハイボール」がいいのかも知れません。
ですが、ゆっくりお酒を味わいたい、お酒を楽しみたいのであれば、乙類焼酎を炭酸水で割って飲んでいただくことを「強く」オススメします。
(ちなみに甲類焼酎は、個人的にいい思い出がないので、そういう意味でもオススメできません。笑 体質に合わないのかかなり悪酔いもします。笑)
焼酎プロモーター厳選!炭酸割りに合う本格焼酎銘柄3選
では、どんな本格焼酎が炭酸割りに合うのか。
様々な本格焼酎を炭酸水で割って飲み比べた結果、炭酸割りに合う焼酎は…「サパフル焼酎」です!
焼酎そのものにフルーティーな香り、サッパリとした味わいがあるものが炭酸割りと相性がとてもいいです。
だいやめ~DAIYAME~(芋焼酎・25度) 濱田酒造
サパフル焼酎でもよく登場する『だいやめ』ライチの香りを堪能できる芋焼酎は初めてではないでしょうか?炭酸のしゅわしゅわとライチの香りの相性は抜群!
小鶴PINK GOLD(芋焼酎・25度) 小正醸造
こちらもサパフル焼酎でよく登場する『小鶴PINK GOLD』シャンパン酵母を使った芋焼酎です。ワインを思わせる芳醇な香りとスッキリした味わいを楽しむには、炭酸割り!
茜霧島(芋焼酎・25度) 霧島酒造
ふわっと鼻孔をくすぐる甘い香り。その秘密は、13年の開発を経て生まれたオレンジ芋「タマアカネ」フルーティーな香りと優しい甘さにうっとりします。
炭酸で割ると香りがより引き立ちます!
おわりに
今回は「焼酎ハイボール」について、お届けしました!「焼酎ハイボール」は、自宅に本格焼酎と炭酸水と氷があれば簡単につくれます。家飲みをする時にぜひ試してみてくださいね!
ちなみに最後に紹介しました『茜霧島』は、新橋の本格焼酎に特化した居酒屋「立ち飲み竜馬」で初めて飲みました。懐かしい思い出… コンビーフが乗ってるポテトサラダが絶品なんです。新型コロナウイルスが収束したら、ぜひ行きたいですね。
投稿者プロフィール
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焼酎プロモーションメディア「RANBIKI」編集長/焼酎プロモーター
好きなものはあん肝と白子。趣味は美味しい飲食店めぐりと酒屋さんめぐり
学生時代に本格焼酎と出会い、「一人でも多くの人に本格焼酎を飲んでもらいたい」「焼酎=パワフルのイメージを払拭したい」想いが強くなる。
その後独学で焼酎の勉強を始める。2021年3月に焼酎唎酒師を取得。
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