皆さん、こんばんは!一人でも多くの人に焼酎を飲むきっかけを与えたい。
焼酎プロモーターの亜樹穂です!
本日は、薩摩酒造さんの新商品『燻枕崎(いぶしまくらざき)』の試飲レポートをお届けします!
薩摩酒造さんの『燻枕崎(いぶしまくらざき)』は芋焼酎のふるさと「枕崎」の名前を冠した本格焼酎。
そんな鹿児島県枕崎市の名産品といえば、鰹節を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回の記事は、薩摩酒造さんファンはもちろん、燻製ファンにも楽しんでいただける内容になっています。
前半では、『燻枕崎』の開発背景やこだわりを。後半では試飲レポートをお届けします。
『燻枕崎(いぶしまくらざき)』は2021年6月7日より薩摩酒造公式通販サイトにて販売開始!
薩摩酒造さんの『燻枕崎(いぶしまくらざき)』は、2021年6月7日より薩摩酒造公式通販サイト「白波通販ショップ」にて数量限定で発売されます!
『燻枕崎(いぶしまくらざき)』は鰹節の風味が楽しめる芋焼酎とのこと‥!
そこで疑問に思うのはなぜ、薩摩酒造さんは鰹節の風味が楽しめる芋焼酎を造ろうと思ったのか。
その理由は、薩摩酒造さんの蔵がある鹿児島県枕崎市は日本一の生産量を誇る鰹節があるためです!
枕崎市には鰹節屋さんが40軒以上あり、街中に鰹節の香りがふわっと漂っているそうです。
そんな情景が目に浮かぶような「枕崎の空気を詰め込んだ本格焼酎を届けたい」という強い想いをマーケティング部の次長である本坊直也さんが抱いていたことをきっかけに商品開発は始まったそうです!
本坊直也さんは「常に地元に何か還元したいという想い」と「鹿児島に113蔵ある中で枕崎市で唯一の焼酎蔵としてできること」を常に考えていたのだとか。
これらの想いがぎゅっと詰まって『燻枕崎(いぶしまくらざき)』の商品開発は始まりました‥!
こちらの円グラフからも鰹節の生産量は鹿児島県枕崎市が日本一ということが伝わってきますね!
鰹節×本格芋焼酎で食文化のコラボレーションに挑戦!
金七商店さんと薩摩酒造さんがタッグを組んだきっかけは、金七商店の四代目である瀬崎さんと本坊直也さんがたまたま居酒屋で出会ったことだそうです!
出汁割やお湯割りに削り節をかけるなど一緒になにかできないものかと模索していたみたい。
金七商店さんは創業60年余の歴史を持つ老舗鰹節メーカー。
「人の手で仕上げる」ことを大切に、「削った時、食べた時に私たちの顔や想いがうかぶ”節”になるように」という想いを込めて鰹節を造っていらっしゃるそうです。
また、倉庫内にモーツァルト作曲のクラシック音楽を聴かせて造る本枯節「クラシック節」は全国的に有名なのだとか‥!
そんな鰹節の香りを本格焼酎に反映させるのが薩摩酒造さんの挑戦。
薩摩酒造さんも鰹を燻す時の燻煙でさつま芋を燻すことが初の試みだったので、試行錯誤を約2年間重ねたそうです。そして、ようやく『燻枕崎(いぶしまくらざき)』が誕生!
商品開発の背景から、薩摩酒造さんの枕崎市に対する地元愛が伝わりますね‥!
枕崎市内に鰹節の香りが漂っていることが驚きですね。
このご時世でなかなか鹿児島にも行けない今、香りを感じると故郷を思い出す方もいらっしゃるかもしれません。個人的には鰹節の香りの芋焼酎はどんな味わいか想像できないので楽しみです!
では、実際にどのようにして鰹節の香る芋焼酎が生まれたのか。
『燻枕崎(いぶしまくらざき)』に対するこだわりを見ていきましょう!
さつま芋を燻して鰹節の風味を引き出す!
通常の芋焼酎造りでは、蒸して粉砕したさつま芋を一次もろみ(水と酵母と米麹が入って発酵しているもの)に入れて発酵させますが、『燻枕崎(いぶしまくらざき)』には、蒸して粉砕するだけでなく、さつま芋を燻す作業が加わっております!
この丁寧な工程のおかげで、本格芋焼酎から鰹節の香りがふわっと感じられるようになっているみたい‥!
「枕崎に立ち上る燻煙」をイメージしたラベルデザイン!
ラベルの背景にうっすらと描かれた煙は、枕崎市内で立ち上る「燻煙」をイメージしたものだそうです。また、鰹節は「勝男武士(かつおぶし)」という書き方も戦国時代から使われているそうです。縁起担ぎの意味も込めて使われているので、贈り物にも使ってもらえたらという薩摩酒造さんの想いも込められてるそうですよ!
オススメの飲み方はロックとお湯割り!
鰹節の香りこと、燻した香りが楽しめる『燻枕崎(いぶしまくらざき)』のオススメの飲み方はお湯割りとロックだそうです。
また、オススメのおつまみは燻製したたくあんで有名な「いぶりがっこ」やナッツ、チーズがオススメだそうです!
さつま芋にどうやって鰹節の香りをつけるんだろうと思っていたのですが、蒸したさつま芋に燻煙をさらすとは‥!この方法にたどり着くまでとても大変だったのではないか‥と思ってしまいます。
お湯割りにすると、鰹出汁のような味わいになるのでしょうか?
いぶりがっこ大好きなので合わせてみたくなりました!
ここまで、『燻枕崎(いぶしまくらざき)』の開発背景やこだわりについてお届けしました。
ここからは、試飲レポートに移ります!
開栓すると鰹節の香りが一気に‥!?
- ジャンル 本格芋焼酎
- アルコール度数 25度
- 原材料 さつま芋(鹿児島県産黄金千貫)、米麹(国産米)
- 飲み方 お湯割り、ロック
黒いラベルからは、どっしりとした厳かな雰囲気が伝わってきます!
開栓したら鰹節の香りと燻した香りがドン!っとやってきました!笑
どちらかというと燻した香りの方が強く感じるかもしれません。
最初にストレートで試飲したのですが、ちょっとウイスキーのピートの香りに近いものを感じます。芋焼酎なの?とちょっと驚く方もいらっしゃるかも‥?
【お湯割り】鰹出汁の香ばしさとさつま芋のまろやかな甘みが楽しめる!
おお!お湯で割ると燻製の香りから鰹節の香りの方が強くなりました!
一口飲むと、鰹節の旨味が感じられます。その後にふわっとさつま芋の甘みが喉元に感じられます。まるで鰹出汁を飲んでいるような気分になりますね‥!
お湯割りのつくり方
お湯を沸騰寸前までわかし、75度位まで冷まします。(温度計のある方は計ってみましょう!)
温度計ないよ!という方は、酒器やグラスを2つ用意してお湯を片方に注いでから移し替えてみましょう。
酒器から酒器へお湯を移動させると10度下がると言われていますので、この作業をすることで大体75度くらいになるます。
お湯の入った酒器が手で持てるくらいの温度になったら、『燻枕崎(いぶしまくらざき)』を注ぎます。
お湯と『燻枕崎(いぶしまくらざき)』は5:5を目安につくってみましょう!
【ロック】キリッとした口当たりとさつま芋のちょっぴりビターな旨味を楽しめる!
冷やすことで味が引き締まりますね。一口飲むと、さつま芋の柔らかさと鰹節の旨味がじんわりと感じられます!ドライな口当たりが好きな方には嬉しい味わいかもしれません。
ロックのつくり方
ロックグラス(背の低めなグラス)を用意します。
そこにロックアイスを数個いれます。
冷蔵庫で冷やした『燻枕崎(いぶしまくらざき)』をグラスの3~4分目位まで注げば完成!
オススメの飲み方はお湯割り!
個人的にオススメの飲み方はお湯割りですね!
鰹節の香りとさつま芋の柔らかい甘みをしっかり感じられると思います。
燻製の香りも穏やかになるので、燻製ビギナーにも試しやすいのではないでしょうか。
『燻枕崎(いぶしまくらざき)』は鰹節の燻した香りとさつま芋の甘みが楽しめるフルーティー×パワフルな味わい
鰹節の香りは芋焼酎に使われている原料以外の香りなので、RANBIKI上では「フルーティー」の枠に入れさせてもらえたらと思います。
香りのインパクトがとてもあるので、「パワフル」にお入れしました。
新感覚の芋焼酎なので、焼酎を飲み慣れた方もしくはウイスキーが好きな方へのプレゼントもいいかもしれません‥!
おわりに
今回は薩摩酒造さんの新作『燻枕崎(いぶしまくらざき)』の試飲レポートをお届けしました!
いかがでしたか?ちょっとでも飲んでみたいなと思うきっかけをつくれたらとても嬉しいです!
薩摩酒造さんのオンラインストアと薩摩酒造「明治蔵」の店頭でも販売されているそうです!
気になった方は下記リンクよりご覧くださいませ!
お近くにお住まいの方は「明治蔵」に伺ってもいいかもしれませんね!
投稿者プロフィール
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焼酎プロモーションメディア「RANBIKI」編集長/焼酎プロモーター
好きなものはあん肝と白子。趣味は美味しい飲食店めぐりと酒屋さんめぐり
学生時代に本格焼酎と出会い、「一人でも多くの人に本格焼酎を飲んでもらいたい」「焼酎=パワフルのイメージを払拭したい」想いが強くなる。
その後独学で焼酎の勉強を始める。2021年3月に焼酎唎酒師を取得。
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