皆さん、こんにちは!
一人でも多くの人に焼酎を飲むきっかけを与えたい。焼酎プロモーターの亜樹穂です!
今回は沖縄で親しまれているお酒「泡盛」について解説します!
そもそも「泡盛」はどんなお酒なのか。焼酎と何が違うのかについてもお話します。
この記事は、「泡盛」に興味のある方、焼酎と泡盛の違いを知りたい方にも楽しんでいただける内容になっています。

泡盛は単式蒸留焼酎の仲間!

焼酎の分類

上記の図の通り、泡盛は単式蒸留焼酎の仲間です。
そのため、大きな枠では本格焼酎と泡盛は仲間であるともいえます。
まず、ここで単式蒸留焼酎と連続式蒸留焼酎の違いを整理します。

  • 単式蒸留焼酎 アルコール含有物を単式蒸留機で蒸留したもののうち、アルコール度数が45度以下のもの
  • 連続式蒸留焼酎 アルコール含有物を連続式蒸留焼酎で蒸留したもののうち、アルコール度数が36度未満のもの

引用:「お酒のはなし 焼酎1」P2,P5,2017年12月,独立行政法人酒類総合研究所

では、本格焼酎と泡盛はどう違うのか?本格焼酎と泡盛の定義に触れてみたいと思います。

  • 本格焼酎:下記1~4のと5の一部で、水以外の物品を加えていないもの
  • 泡盛:黒麹を用いた米麹と水のみで造った焼酎
1.穀類またはいも類とこれらの麹を使用した焼酎(米焼酎、麦焼酎、芋焼酎など)
2.穀類の麹のみによる焼酎(泡盛など)
3.清酒粕を使用した焼酎
4.黒糖と米麹を使用した焼酎
5.その他の原料の焼酎(1~4の他にごま焼酎、かぼちゃ焼酎、にんじん焼酎など特定の原料を使用したものを「本格焼酎」と呼ぶことができる)

ここまでご覧になった方の中には、「泡盛も本格焼酎の仲間なのでは?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
酒税法(お酒の法律)では、本格焼酎と泡盛は同じ区分に入っております。

しかし、泡盛は黒麹を使用することと米麹と水のみを原料にお酒を造ることから本格焼酎と異なる点があります。
そのため、本格焼酎と泡盛は名称が分かれております。

では、「泡盛」の製法にはどのような特徴があるのか。次のパートから「泡盛」の製法についてお話します。

泡盛の特徴は黒麹を使った全麹仕込み!

公正競争規約に記載されている泡盛の定義は4つあります。

  • 単式蒸留焼酎に属すこと
  • 黒麹菌を使用すること
  • 黒麹菌を使用した米麹と水を原料として発酵させること(通称:全麹仕込み)
  • 単式蒸留機で蒸留させること

参考)『焼酎の基』P89,2020年5月

聞き慣れない言葉が出てきたと思いますので、簡単に補足します。

焼酎ビギナー向けトピックス

公正競争規約とは?

公正競争規約は、不当な表示などにより消費者が困るようなことがないよう、公正取引委員会の認定のもとに実施している規約で、さまざまな事業者又は事業団体が自主的に設定する業界のルールです!
焼酎業界では、単式蒸留焼酎と泡盛に公正競争規約が存在しています。

参考)『焼酎の基』P87,2020年5月

全麹仕込みとは?

主原料となる米をすべて米麹にして蒸留すること。
別名「どんぶり仕込み」とも言われています。

通常の本格焼酎では、一次仕込みで「米麹の発酵」二次仕込みで「芋・麦・米・黒糖の主原料を追加して発酵」をしています。

焼酎ファン向けトピックス

泡盛造りでタイ米を使用することが多いのはなぜ?

泡盛の原料はタイ米を使われることが多いです。
明治時代中頃までは泡盛の原料に中国のお米(唐米)を使用していましたが、大正時代末期頃からタイ米が輸入されるようになりました。泡盛の原料にタイ米を使用する理由としてこの3つが考えられるそうです。

・硬質米のためさらさらしていて、米麹(黒麹菌を混ぜて糖化する行程)にしたときに作業がしやすい。
・水や酵母を加えてアルコール発酵させるときの温度管理がしやすい。
・当時使っていた他の米に比べ、アルコールの収穫量が多い。

参考)泡盛とは | 泡盛基礎知識 | なぜタイ米を使うの? | 琉球泡盛

ここまでで「泡盛」はどんなお酒なのか概要はおわかりいただけたのではないでしょうか?
続いて、「泡盛」のキーワードとなる言葉「古酒(クース)」のお話と「泡盛」の味わいについてお話します。

「古酒(クース)」は泡盛を3年以上貯蔵したもの!

カラカラと古酒
『古酒(クース)』とカラカラ(沖縄の酒器)

泡盛を製造して3年以上貯蔵したものを「古酒(クース)」と呼びます。
戦前の沖縄県では、100年を超えるような「古酒(クース)」が一般家庭で保存されておりおもてなしの場面で大活躍していたそうです!
長期間貯蔵された「古酒(クース)」はとっても甘い香りとまろやかな味わいを楽しめるのだとか。

泡盛ビギナー向けの泡盛も増えています!

ここまで記事をご覧になった方の中には、「泡盛を飲んでみたい!でも、何から飲んだらいいのかわからない‥」と考えていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために泡盛ビギナー向けのサッパリとした口当たりで、親しみやすい銘柄が増えています。

「泡盛」は多くの銘柄が40度前後あるため、沖縄の方も水割りで飲むことも多いそうです。泡盛ビギナーはソーダ割りにしてみるとより飲みやすくなるのでは‥?と考えています!
泡盛ビギナー向けのオススメはこちらの記事で紹介しています!(現在作成中です!)

おわりに

今回は「泡盛とは」についてお届けしました!いかがでしたか?
今回の記事をきっかけに「泡盛」に興味を持ってもらえたらとても嬉しいです!
私も「泡盛」はまだまだ勉強中なので、一緒に学びましょう!
ちなみに、焼酎プロモーター亜樹穂のお気に入りの泡盛は『カリー春雨』です!

投稿者プロフィール

亜樹穂
亜樹穂
焼酎プロモーションメディア「RANBIKI」編集長/焼酎プロモーター
1994年生まれ。東京都出身。
好きなものはあん肝と白子。趣味は美味しい飲食店めぐりと酒屋さんめぐり

学生時代に本格焼酎と出会い、「一人でも多くの人に本格焼酎を飲んでもらいたい」「焼酎=パワフルのイメージを払拭したい」想いが強くなる。
その後独学で焼酎の勉強を始める。2021年3月に焼酎唎酒師を取得。