皆さん、こんばんは!一人でも多くの人に焼酎を飲むきっかけを与えたい。
焼酎プロモーターの亜樹穂です!
本日はRANBIKIで2回目となる蔵元紹介をお届けします!

まずはなぜ、いきなり蔵元紹介を始めようと思ったかについて。

それは「コロナ禍で蔵見学に行きたくても行けない今だからこそ蔵元の商品、取り組みをインターネットを通じて発信したい!少しでも蔵の取り組みを伝えるお手伝いがしたい!」
というのが大きな理由です!

そんな想いを今までご縁があった蔵元さんにお話をしました。(お忙しい中ご対応いただきありがとうございます!)情報発信については、蔵としての広報戦略やそれぞれの蔵元さんに事情があるとは思いますが、RANBIKIからの取材依頼を快諾してくださった蔵元さんを微力ながらご紹介していきたいと思います!

第二弾は、鹿児島県鹿屋市に位置する大海酒造さんです!
大海酒造さんの焼酎は以前から飲食店で『くじら』や『海』を飲んでいたので知っていました。

そんな大海酒造さんとご縁をいただけたのはRANBIKIのインスタライブがきっかけでした。
RANBIKIでは、2020年11月から毎月インスタライブをお届けしており、
その初回の配信を大海酒造さんの製造部長である前田直樹さんが視聴してくださったのがご縁のきっかけ。
視聴のお礼をお伝えしたところ、そこから焼酎業界についての情報交換をさせていただくようになり、今回のお話に繋がっています。

記事の前半では、大海酒造さんの歴史や取り組みをご紹介。後半では試飲レポートやオススメの飲み方をご紹介できればと思います。
今回の記事は、大海酒造さんファンはもちろん鹿児島県の芋焼酎をもっと知りたい!という方にも楽しんでいただける内容になっています。

大海酒造さんは地域の9蔵が集まって生まれた蔵元さん!

1975年に創業・設立した大海酒造さん。地域の9蔵が集まって生まれたそうですが、それぞれの蔵で生まれた知恵と伝統を活かしながらも新しいことにも挑戦されていたそうです!

こだわりは契約農家のさつま芋と機械に頼らない焼酎造り

大海酒造さんは芋焼酎をメインに造っていらっしゃいます。
原料に使われるさつま芋は地元の契約農家が栽培したもののみ使っているそうです!
農家の顔が見える酒造りを大事にしているそうです。

また、比較的設備が整った蔵ではあるそうなのですが、機械だけに頼ることなく造り手の経験や勘も大事にされています。
大海酒造さんの初代杜氏である黒瀬杜氏(焼酎造りのプロ集団)が仕込みの時期には、蔵に泊まり込んでいたという歴史を大事にしていて、現在も蔵人さんは交代で蔵に泊まり込み「麹」や「もろみ」の管理を行っているそう!

初代杜氏である黒瀬杜氏のあとを、1999年から引き継いだのが二代目杜氏の大牟禮良行さん。
2016年から前田直樹さんが大牟禮杜氏より指導を仰ぎながら焼酎造りと向き合っているそうです。

亜樹穂
亜樹穂

9つもの蔵が合併して生まれたことに驚きました!
大海酒造さんの社名の由来も気になるところですね。
また、比較的設備が整っていても機械に頼りすぎずに本格焼酎を造るの素敵すぎます‥!

次のパートから、大海酒造さんの前田直樹さんへのインタビューに移ります!
オンラインにてお話を聞かせていただきました!お忙しい中、お時間つくっていただきありがとうございます!
たくさん質問をさせていただきましたよ!

【インタビュー】大海酒造さんの前田さんに質問!

大海酒造さんの社名の由来は?

亜樹穂:会社名の「大海」ってどんな由来なんですか?

前田さん:大海酒造という名前には「大きな海のように焼酎が広がってほしい」という願いが込められています。実は社内で決めたのではなく、公募制にしたため鹿児島県鹿屋市の地元の方がつけてくれました。
そのため、銘柄名も海にまつわる言葉を使うことが多いですね。

亜樹穂:公募制で社名を決めるなんてすごいですね!地元からとっても愛されているころが伝わってきます!

前田さん:うちの蔵は、地元の方との交流もとても大事にしています。過去には、海にすむ生き物の絵を募集して優秀賞の絵は大海酒造の商品のラベルに起用する試みもしていました!
応募してくれた方がたくさんいらっしゃったおかげで、優秀賞を選ぶのはとても難しかったです。笑

亜樹穂:嬉しい悩みですね!笑 お子さんの描いた絵が焼酎ラベルになったら親御さんもとても嬉しいですよね!

焼酎の原料に契約農家さんのさつま芋を使用する理由とは?

亜樹穂:大海酒造さんは地元の契約農家のさつま芋を使って焼酎を造ることもこだわっていらっしゃいますよね。そちらはどのようなきっかけなのでしょうか?

前田さん:元々さつま芋は仲買業者さんから仕入れていたのですが、さつま芋の収穫量によって仕入れられる量が変わることが多いことが悩みでした。多くても少なくても造りに影響が出てしまうので。
自分たちでさつま芋の仕入れる量をコントロールできたら、焼酎造りもやりやすくなるのではないかということがきっかけです。また、大牟禮杜氏は契約農家さんの顔の見える焼酎を造りたいという想いも強いですね。
実は、瓶の裏に貼っている契約農家さんと僕たちの写真は毎年更新しているんですよ!

亜樹穂:最近ではスーパーでも顔の見える野菜が人気ですもんね。さつま芋農家さんの顔が見えると、飲み手も安心して購入できますね!

大海酒造さんの商品に「紅乙女」がよく使われている理由は?

亜樹穂:大海酒造さんの本格焼酎は、紅乙女という品種がよく使われていますがどういった理由から使おうと思ったのでしょうか?

前田さん:紅乙女は減圧蒸留ととても相性がいいんですよ!紅乙女を原料にするとフルーティーな香りが引き出すことができます。以前使っていた高系(紅乙女と同じ赤芋)と比較すると日持ちもする点も嬉しいですね。

亜樹穂:そうなんですね!紅乙女と減圧蒸留の相性がいいと知れて勉強になりました!ありがとうございます。

大海酒造さんのラインナップで焼酎ビギナー向けの銘柄は?

亜樹穂:焼酎プロモーションメディア「RANBIKI」は焼酎ビギナーの方にも楽しく読んでもらえることを目指しているのですが、大海酒造さんの焼酎ビギナー向け銘柄はどういったものになりますか?

前田さん:そうですね。口当たりがサッパリして、フルーティーな香りが楽しめる『海』『一番雫』あたりから飲み始めてもらえたらと思います。
うちの蔵は、サッパリした本格焼酎を中心に造っているので本格焼酎デビューに適した蔵になれたらと思っています。

『海』『一番雫』から飲んでもらって、さつま芋の味がしっかりしたものが飲みたいと思ってきたら『さつま大海』も飲んでもらう‥というのが理想ですね。
現状では、「もっとさつま芋の味がハッキリしたものを!」を求めて薩摩半島の本格焼酎に移行する方も少なくないので寂しい気持ちもあります。笑

※鹿児島県内は大隅半島エリアと薩摩半島エリアでお酒の味わいが異なる傾向があるそうです。
大海酒造さんの蔵がある大隅半島は、サッパリした味わいの本格焼酎が多く薩摩半島の本格焼酎はどっしりとした味わいで素材の旨味がより味わえるものが多いそうです。

亜樹穂:私も大海酒造さんの商品は『海』『くじら』から飲むようになったので、焼酎ビギナーにオススメしやすいというのは納得ですね!私は海にちなんだ名前の銘柄かわいいなと思って注文したことを覚えてます。笑

前田さんが今後挑戦したいことは?

亜樹穂:最後の質問なのですが、これから前田さんはどんな焼酎を造っていきたいですか?

前田さん:先程申し上げたように、「もっとさつま芋の味がハッキリしたものが飲みたい!」というお客様も多くいらっしゃるんですね。
その声にお応えするかたちで、ビギナー向けのフルーティーな焼酎から飲み慣れた方向けのさつま芋の味がしっかり楽しめるものまでを楽しめるようにできたらと思います。
常圧蒸留でしっかりとさつま芋の味が楽しめる焼酎を生み出すことが目標ですね‥!

亜樹穂
亜樹穂

前田さんにお話を伺って、造り手ならではの悩みや普段なかなか聞けない造りのお話などを伺えてとても勉強になりました!ありがとうございます!
造りのお話を伺うと、ますます蔵見学に行きたい気持ちが強くなってきますね。
今回の記事掲載の御礼も兼ねまして、現状が落ち着きましたら蔵を訪ねてみたくなりました!

では、大海酒造さんの歴史やこだわり、インタビューはここまでで、ここから大海酒造さんのイチオシ6銘柄の試飲レポートをお届けします!

大海酒造さんの商品

右から順に紹介します!

  • 一番雫
  • さつま大海 35度
  • くじらのボトル
  • 大海蒼々
  • 茶房大海庵

前田さんが「この水で水割りしたら味変わるよ!」とおっしゃっていたお水はこちら!

「寿鶴」は、鹿児島県垂水市で採水された温泉水です!
大海酒造さんの芋焼酎の『海』『くじらのボトル』『海王』の原酒を25度に調整する際の割水(わりみず)に「寿鶴」を使用しているそうです!

亜樹穂
亜樹穂

東京の酒販店さんでは、あまり大海酒造さんの商品がなかなか購入できないので見たことのない銘柄ばかり!
「寿鶴」は試しに水だけで飲んでみたら、今まで飲んだことのない柔らかさに衝撃を受けました!
超軟水と言われるのも納得です‥!

一番雫

一番雫_大海酒造さん
  • ジャンル 本格芋焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 さつま芋(紅乙女)、米麹(国産米)
  • 麹 白麹(L型菌)
  • 蒸留 減圧蒸留
  • 飲み方 ロック、水割り

『一番雫』は2020年9月23日からラベルがリニューアルしたそうです!
しずくの語呂合わせで、4月29日にインスタライブもやられていましたね!
私も拝見していたのですが、蔵人の皆さんがオススメの『一番雫』の飲み方や合わせるおつまみを教えてくれるあっという間の1時間でした!

【ソーダ割り】スッキリした口当たりとさつま芋の甘みが楽しめる!

一番雫とソーダ割り
『一番雫』とソーダ割り
亜樹穂
亜樹穂

口当たりが軽いですね!ほんのりとさつま芋の甘みも後味に感じられます。
香りはとっても穏やか。

【水割り】グレープフルーツのような香りとまろやかな甘みが楽しめる!

一番雫と水割り
『一番雫』と水割り
亜樹穂
亜樹穂

『寿鶴』で水割りをしてみました!水割りにすると、グレープフルーツのような香りがふわっと鼻をくすぐります。後味はまろやかになり柔らかい余韻が感じられます。

『一番雫』はスッキリとした口当たりとまろやかな甘みが楽しめるサッパリ×シンプルな味わい

亜樹穂
亜樹穂

芋焼酎ならではの癖がないので、芋焼酎ビギナーにも勧めやすい1本かなと思います!
ロックも美味しかったので、個人的には『一番雫』は冷やして飲むのが好きかもしれません。

オススメの飲み方は水割り!特に『寿鶴』がオススメ!

一番雫と水割り
『一番雫』と水割り

『一番雫』と超軟水『寿鶴』の相性は抜群!
しっかりと香りを感じたい方は、一番雫:寿鶴を5:5または6:4にしても◎

水割りのつくり方

少し背の高いグラスを用意します。
グラスにロックアイスを並々と入れてから、グラスの4~5分目くらいまで『一番雫』を注ぎます。
次に『寿鶴』を注いでから軽くマドラーで混ぜたらできあがり!

さつま大海 35度

さつま大海_大海酒造さん
  • ジャンル 本格芋焼酎
  • アルコール度数 35度
  • 原材料 さつま芋(黄金千貫)、米麹(国産米)
  • 麹 白麹(河内源一郎商店)
  • 蒸留 常圧蒸留
  • 飲み方 お湯割り、ソーダ割り

『さつま大海 35度』は芋焼酎ではあまり見かけない35度‥!
どれだけ試行錯誤して、35度にたどり着いたのか気になります。
(定番銘柄なので25度ももちろんあります!)
製造部長の前田直樹さんは『さつま大海』のお湯割りが大好きだそうです!

【お湯割り】さつま芋のふくよかな香りとキレのある味わいを楽しめる!

さつま大海とお湯割り
『さつま大海 35度』とお湯割り
亜樹穂
亜樹穂

さつま芋の香りがふわふわと漂いますね!お湯割りでサッパリした口当たりは新鮮!
しっかりめに濾過をされているのでしょうか?ちょっと気になるので製造工程を聞いてみたくなりました!

【ソーダ割り】サッパリとした口当たりでさつま芋の旨味を楽しめる!

さつま大海とソーダ割り
『さつま大海』とソーダ割り
亜樹穂
亜樹穂

ソーダ割りでもさつま芋の香りと旨味はしっかり感じられますね!
口当たりはサッパリで、キレもいいのでソーダ割りとの相性がいいように思います。

『さつま大海 35度』はさつま芋のふくよかな香りと旨味を楽しめるシンプル×パワフルな味わい

RANBIKIマトリクス シンプル×パワフル
亜樹穂
亜樹穂

ストレートで試飲した時にさつま芋の香りがドン!と感じて驚きました!
余韻も長くさつま芋のコクや旨味を感じられますね。
芋焼酎に飲み慣れている方にオススメです!

オススメの飲み方はソーダ割り!

さつま大海とソーダ割り
『さつま大海 35度』とソーダ割り

個人的にはソーダ割りの方が好きですね‥!
ソーダ割りの割合は、さつま大海:炭酸水は1:3がオススメ!
35度なので、飲み過ぎにはお気をつけて!笑

ソーダ割りのつくり方

背の高いグラスにロックアイスを並々と入れます。
それからマドラーでぐるぐる混ぜます。
これはグラスを冷やすことが目的です!(ソーダ割りはグラスを冷やすとより美味しくなります!)

次に、『さつま大海』を2~3分目くらいまで注ぎます。
最後に氷に当てないように気をつけながら炭酸水を注ぎます。(氷に炭酸水が当たると炭酸が抜けやすくなるためです!)
炭酸が抜けないように軽く1周マドラーでふわっと混ぜればソーダ割りの完成!

海_大海酒造さん
  • ジャンル 本格芋焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 さつま芋(紅乙女)、米麹(国産米)
  • 麹 黄麹
  • 蒸留 減圧蒸留
  • 飲み方 ロック、水割り

こちらは黄麹が使われた芋焼酎!序盤でお話した『寿鶴』という水が割水に使われているため、まろやかでなめらかな味わいに仕上がっているそうです!

【水割り】メロンのような香りとさつま芋のスッキリとした甘さを楽しめる!

海と水割り
『海』と水割り
亜樹穂
亜樹穂

こちらは「寿鶴」と「いろはす」で水割りの水を変えたものを飲み比べましたが水を変えるだけでこんなに味が変わるのかとびっくり!
「寿鶴」にすると、よりメロンのような香りが感じられて心地いいです!
さつま芋の甘みは最後にちょこんとやってきます。

『海』はメロンのような香りとさつま芋のすっきりとした甘さを楽しめるサッパリ×フルーティーな味わい

RANBIKIマトリクスサッパリ×フルーティー
亜樹穂
亜樹穂

メロンのような香りが楽しめて、芋焼酎ならではの癖がないのでこちらも焼酎ビギナーに勧めやすい1本ですね!飲食店にも置いていることが多い銘柄なので気軽に試してみてくださいね!

オススメの飲み方は水割り!

海と水割り
『海』と水割り

今回は、海:水を5:5で割ってみました!
焼酎ビギナーにはちょっと濃いかもしれないので、海:水を4:6とかに変えてみてご自身にちょうどいい割合を見つけてみましょう!

水割りのつくり方

少し背の高いグラスを用意します。
グラスにロックアイスを並々と入れてから、グラスの4~5分目くらいまで『一番雫』を注ぎます。
次に水を注いでから軽くマドラーで混ぜたらできあがり!

くじらのボトル

くじらのボトル_大海酒造さん
  • ジャンル 本格芋焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 さつま芋(黄金千貫)、米麹(国産米)
  • 麹 白麹(河内源一郎商店)
  • 蒸留 常圧蒸留
  • 飲み方 お湯割り

こちらは焼酎造りの定番と言われている「黄金千貫」が使われた芋焼酎!
くじらのラベルが可愛らしいですね!

【お湯割り】ホクホクとしたさつま芋の香りと長い余韻が楽しめる!

くじらのボトルとお湯割り
『くじらのボトル』とお湯割り
亜樹穂
亜樹穂

ぬるめのお湯割りがオススメということで、今回は65度のお湯と『くじらのボトル』を割ってみました!さつま芋のふくよかな香りに思わずウットリ‥
喉元にじわじわと広がる甘さがたまりません!

『くじらのボトル』は素朴なさつま芋の香りとふくよかな芋の甘みが楽しめるサッパリ×シンプルな味わい

亜樹穂
亜樹穂

『さつま大海』はしっかりめの芋焼酎の印象を受けたので、もう少し軽いタイプでさつま芋の甘さを味わいたい!という焼酎ビギナーにオススメなのは『くじらのボトル』かなと思います!

オススメの飲み方はお湯割り!

くじらのボトルとお湯割り
『くじらのボトル』とお湯割り

お湯割りは個人的に、くじら:お湯が5:5が好きですがちょっと濃いかも‥という方は4:6もオススメです!
アルコールは78.3度で揮発してしまうので、熱々のお湯を使わないようにしましょう‥!

お湯割りのつくり方

お湯を沸かし、70度~65度位まで冷ます。(温度計があればはかりましょう!)
そのお湯を酒器またはお湯割りグラスに注ぐ。お湯は5割位を目安に。(お酒あまり強くない方は6割位いれましょう!)
次に『くじらのボトル』を注ぐ。
温度差により、対流が生まれるため数十秒ほど放置してから飲みましょう!

大海蒼々

大海蒼々
  • ジャンル 本格芋焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 さつま芋(紅乙女)、米麹(国産米)
  • 麹 白麹(L型菌)
  • 蒸留 減圧蒸留
  • 飲み方 ストレート、ロック

『大海蒼々』は、大海酒造さんの大牟禮杜氏が秋田県の浅舞酒造さんの故森谷杜氏との交流で生まれた焼酎だそうです!
日本酒の寒造りを参考に、「もろみ」を低温で発酵して味わいを引き出しているそうですよ!

【ストレート】青いバナナのような香りと丸い舌触りを楽しめる!

大海蒼々とストレート
『大海蒼々』とストレート
亜樹穂
亜樹穂

どことなく青いバナナの香りが感じられます!芋焼酎なのに香りだけかぐと、ちょっと日本酒の香りともとれそうな不思議な香り‥
余韻は長くて柔らかい味わいですね!

『大海蒼々』は青いバナナのような香りと丸みを帯びた余韻を楽しめるサッパリ×シンプルな味わい

亜樹穂
亜樹穂

私の中で初めての体験だった芋焼酎ですね!「もろみ」を低温で発酵させるとなんで味わいが変わるのか不思議です‥!
ちょっと普段飲んでいる定番芋焼酎とは少しテイストを変えたい時にオススメです!

オススメの飲み方はストレート!

大海蒼々とストレート
『大海蒼々』とストレート

ロックにちょっとお水を入れる飲み方も試しましたが、冷えると少し香りが閉じてしまうきがしたので私はストレートが好きです!
フルーティーな香りを堪能したい方はストレートがオススメです!

ストレートのつくり方

背の低いロックグラスを用意します。
グラスの2分目位まで『大海蒼々』を注ぎましょう!
ストレートは酔いが回りやすいので、お水も横に用意しておくと安心ですね!

茶房大海庵

茶房大海庵_大海酒造さん
  • ジャンル 本格焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 さつま芋(紅はるか)、米麹(国産米)、緑茶(大隅産)
  • 麹 白麹(エクセレント河内源一郎商店)
  • 蒸留 常圧蒸留
  • 飲み方 ストレート、ロック

こちらは元々発売されていた『大海お茶娘。』の仕込みを改良し、より香りと味わいを引き出したものだそうです!
2021年6月14日より蔵出し予定となっております。
紅はるかを仕込む時に、大隅産の緑茶も一緒に仕込んでいるため緑茶の香りが感じられる芋焼酎に仕上がっています!

【ロック】『茶房大海庵』は抹茶チョコのような香りと茶葉の甘みを楽しめる!

茶房大海庵とロック
『茶房大海庵』とロック
亜樹穂
亜樹穂

まず感じるのは、抹茶が使われたチョコレートのような香り!香りだけでも茶葉を使っていることがわかります。一口飲むと、茶葉の旨味がじわじわと広がります!

『茶房大海庵』は抹茶チョコのような香りとちょっぴりビターな茶葉の旨味を楽しめるサッパリ×シンプルな味わい

亜樹穂
亜樹穂

抹茶チョコレートのような香りの芋焼酎と聞いても、なかなか味の想像はつかないですよね‥!どちらかというと、緑茶の味がしっかりめでさつま芋の甘さは穏やかに感じられるくらいですね。

オススメの飲み方はロック!

茶房大海庵とロック

香りと茶葉の旨味をしっかり感じたい方にはロックがオススメです!

ロックのつくり方

ロックグラスを用意します。
ロックグラスにロックアイスを数個入れます。
そこに『茶房大海庵』をグラスの2~3分目まで注げば完成!

大海酒造さんは情報発信も熱心に取り組まれていらっしゃいます!

ここまで大海酒造さんのイチオシ銘柄を6つ紹介してきました!
他にどんな商品があるのかな?どんな人が造っているのかな?
と興味が出てきた方はSNSのフォローをオススメします!

おわりに

今回は大海酒造さんのこだわりや試飲レポートをお届けしました!
いかがでしたか?
RANBIKIではこれからも定期的に蔵元紹介をお届けしていきます!
ご自身の地元で大海酒造さんのお酒があまり売ってないかも‥という方はこちらのオンラインストアもご覧くださいませ!

投稿者プロフィール

亜樹穂
亜樹穂
焼酎プロモーションメディア「RANBIKI」編集長/焼酎プロモーター
好きなものはあん肝と白子。趣味は美味しい飲食店めぐりと酒屋さんめぐり

学生時代に本格焼酎と出会い、「一人でも多くの人に本格焼酎を飲んでもらいたい」「焼酎=パワフルのイメージを払拭したい」想いが強くなる。
その後独学で焼酎の勉強を始める。2021年3月に焼酎唎酒師を取得。