皆さん、こんばんは!一人でも多くの人に焼酎を飲むきっかけを与えたい。
焼酎プロモーターの亜樹穂です!今回は2023年2月23日に発売される『CHILL GREEN spicy & citrus』(チルグリーン スパイシーアンドシトラス)のこだわりと試飲レポートをお届けします!

前半では『CHILL GREEN spicy & citrus』のコンセプトやこだわりのお話を、後半では私の試飲レポートと新商品発表会の模様をお伝えできればと思います。

ボタニカル系麦焼酎『CHILL GREEN spicy & citrus』(チルグリーン スパイシーアンドシトラス)は2023年2月23日より発売!

「CHILL GREEN spicy & citrus」ボトル・炭酸割
写真は濵田酒造さんにお借りしました。

濵田酒造さんは2023年2月23日にボタニカル系麦焼酎『CHILL GREEN spicy & citrus』を発売します!
「香り」「ボタニカル」「chill out」をキーワードに商品開発を進めたそうです。
毎日を懸命に生きる方々が ゆったりと自分らしく過ごせる時間に寄り添えるブランドになってほしいという想いを込めているのだとか。

今回芋焼酎ではなく麦焼酎で新商品開発を行ったのは、そのようなブランドコンセプトに合うという観点もありますが、大きな理由の一つとして、サツマイモ基腐病の流行という背景があります。

ここ数年、焼酎メーカーさんの悩みの種となっているサツマイモ基腐病。病気に強い品種の開発も進んでいますが、さつま芋だけに頼らない商品開発も必要なのではないか?と課題意識もあったそうです。

亜樹穂
亜樹穂

サツマイモ基腐病に関しては芋焼酎好きとしては早く病気に強い品種が生まれてほしいものだなと思いますね‥

そういえば、濵田酒造さんは以前から『隠し蔵』という樽貯蔵系の麦焼酎はありますが、焼酎ビギナー向けの麦焼酎はなかったので焼酎ビギナー向けの麦焼酎もあってもいいのでは?という提案もあったのかも‥?

では、次はキーワードごとに『CHILL GREEN spicy & citrus』のコンセプトを解説していきます!

焼酎ビギナー向け焼酎の鍵は「香り」!

近年、焼酎の市場ではフルーツ系の香りが楽しめる焼酎が人気を博しています。確かに、スーパーや酒販店さんでもバナナのような香り、りんごのような香りをイメージした商品を見かける機会も増えているのではないでしょうか。

また、濵田酒造さんのアンケートによると焼酎を選ぶ際に重視するポイントとして「香り」をあげている方が45%もいらっしゃるそうです。この傾向から、フルーツ系の香りの焼酎を新商品で挑戦しようと思ったのだそうですよ!

麦焼酎に「ボタニカル」の要素を取り入れ、麦以外の香りを加えることに挑戦!

「ボタニカル」は植物由来のものという意味合いがあります。自然的や健康的なイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。クラフトジンでも「ボタニカル」という言葉は聞きますし、より生活感のあるものだとシャンプーやトリートメントの方が身近に感じるかもしれません。

麦の香りに「ボタニカル」を加えることで今までにない麦焼酎を目指す、そんなコンセプトになります。

「chill out」した時間に寄り添えるブランドに!

英語の「chill out」から派生した「チルする」「チルい」という言葉をご存知でしょうか。ここ数年で言葉として認知されるようになり、「チルする」「チルい」=「ゆったりする」「まったりする」という意味合いで使われています。
忙しない日々を送る中でもゆったりとした自分だけの時間を過ごしたい。そんな考え方が年々広まっているので、その時間のお供になれるような商品を目指したいと考えているそうです。

亜樹穂
亜樹穂

最近のトレンドがコンセプトにぎゅっと詰まっているように感じますね!
「chill out」という言葉は音楽分野で使われるようになったそうですが、その言葉が「チルい」という言葉になり、銘柄名にも使われると親近感がアップしそうです。

ここまで、『CHILL GREEN spicy & citrus』のコンセプトをお伝えしました!続いて、『CHILL GREEN spicy & citrus』の香りと味わいの特長をお伝えします!

『CHILL GREEN spicy & citrus』はスパイス「マーガオ」を使用!

マーガオ
新商品発表会で撮影したマーガオ

『CHILL GREEN spicy & citrus』は原料に「マーガオ」を使用しています。
「マーガオ」とは、レモングラスのような爽やかな柑橘系の香りを持つスパイスで、台湾や中国の一部地域で収穫されています。
山椒のような香りと柑橘類を彷彿とさせる香りが感じられるため、爽やかな口当たりとスパイシーな味わいを演出しています!

香りと味わいを最大限に引き出す「ボタニオール製法」と「リファインブレンド」

「ボタニオール製法」とは、ボタニカルともろみ(麹と酵母菌を混ぜた液体)を組み合わせ、香りと風味をしっかり楽しめる味わいに仕上げる製法のこと。
もろみに最適なタイミングでボタニカルを添加することで、ボタニカルの香りと味わいが豊かに仕上がります。

「リファインブレンド」とは、原酒の中でも最も磨き抜かれたきれいな酒質をブレンドしていること。こちらも「マーガオ」の香りを味わいを際立たせるために重要な工程です。

亜樹穂
亜樹穂

「マーガオ」というスパイスを初めて知りました!濱田酒造さんの方でどのようなきっかけで麦焼酎に「マーガオ」の香りを加えよう!となったのか経緯が気になりますね!
見た目は本当に黒い山椒という感じで、もろみの中にスパイスを加えること自体が新鮮味を感じます。

では、続いて試飲レポートをお届けしたいと思います!

開栓するとレモンの果皮のような香り‥?

チルグリーン_720ml
  • ジャンル 焼酎乙類
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 麦(豪州産)、麦麹、マーガオ
  • 飲み方 ソーダ割り、トニックウォーター割り
亜樹穂
亜樹穂

ラベルがとってもかわいいですね!ボトルもスリムでまるでワインボトルみたい!
丸くポコポコしているイラストは、「マーガオ」の木をイメージしているそうです。

【ソーダ割り】1:2で割るとキリッとした口当たりと山椒のようなスパイシーな味わい

『CHILL GREEN spicy & citrus』とソーダ割り
亜樹穂
亜樹穂

鼻から突き抜ける香りがめちゃスパイシー!山椒を使ったジンを彷彿とさせましたね。スッキリした口当たりで喉越しのキレもいいですね。レモングラスを彷彿とさせる風味は、麦焼酎と思わないかも‥!

【ソーダ割り】1:4で割ると柑橘類のような香りとラムネのような優しい味わい

『CHILL GREEN spicy & citrus』とソーダ割り
亜樹穂
亜樹穂

山椒の香りはどこにいったのかと思うくらいラムネ‥!ほんのりと柑橘類を思わせる香りとラムネのような清涼感のある甘さが印象的でした!炭酸水の割合を変えるだけで風味がこんなに変わるなんて衝撃です!

ソーダ割りのつくり方

  • 『CHILL GREEN spicy & citrus』
  •  炭酸水(無糖)
  • ロックアイス
  • マドラー

背の高いグラスにロックアイスを並々と入れます。
ソーダ割りは冷えていた方がより美味しいので、マドラーでぐるぐる混ぜてグラスを冷やしましょう。

次に、『CHILL GREEN spicy & citrus』を1分目位まで注ぎます。
『CHILL GREEN spicy & citrus』と炭酸水が1:4になるのをイメージしながらつくってみましょう!
それから、炭酸が抜けないようにグラスの縁から氷に当てないようゆっくりと炭酸水を注ぎます。
くるっとマドラーで一回ししたら完成!

『CHILL GREEN spicy & citrus』は柑橘類を思わせる香りとラムネまたは山椒のような風味が楽しめるサッパリ×フルーティーな味わい

RANBIKIマトリクスサッパリ×フルーティー
亜樹穂
亜樹穂

今日はスパイシーな味わいを楽しみたい!という日は濃いめに。今日は優しい甘みで癒やされたいなと思う日は薄めに。気分によって使い分けができる点が個人的に素敵だなと思いました!
あと、クラフトジンはあまり得意でないんだけど、甘いお酒はあまり飲みたくないな‥という方には嬉しい味わいだと思います。

オススメの飲み方は1:4のソーダ割り!

『CHILL GREEN spicy & citrus』ソーダ割り
濵田酒造さんから写真はお借りしました。

焼酎ビギナーにオススメしたい割合は、1:4のソーダ割りですね!まずはラムネのような優しい甘みから麦焼酎を知っていただけると嬉しいです。少し物足りないなと思われたら、少しずつ濃くしてもいいかもしれません。

ここまで試飲レポートをお届けしたので、最後に新商品発表会の模様をちょこっとお伝えします。

新商品発表会では開発者の想いをたっぷり聞けました!

濱田酒造さんの社員の皆様
新商品発表会でお話されていた濵田酒造さんの皆様

メディア向けに開催された新商品発表会では、濵田酒造さんの皆様からコンセプトや『CHILL GREEN spicy & citrus』のこだわりをしっかり聞くことができました。プレスリリースを拝見した時から気になっていたことも質問でき、個人的にとてもありがたい機会でした。

新商品発表会のバーカウンター

その後、濵田酒造さんのオフィス内にあるバーカウンターで「チルハイボール(1:2のソーダ割り)」と「チルトニック」をいただきました!その場で試飲しながら、飲んだ感想を社員の皆様にお伝えできるのがとても嬉しかったです。
他のメーカーさんと同じことをするのではなく、新しいことをしたいという心意気もお聞きして胸が熱くなりました。

おわりに

『CHILL GREEN spicy & citrus』の試飲レポートを今回はお届けしました!いかがでしたか?
「マーガオ」のボタニカルをきっかけに麦焼酎に興味を持ってくれる方が一人でも多く増えたらいいなと心から思います。

投稿者プロフィール

亜樹穂
亜樹穂
焼酎プロモーションメディア「RANBIKI」編集長/焼酎プロモーター
好きなものはあん肝と白子。趣味は美味しい飲食店めぐりと酒屋さんめぐり

学生時代に本格焼酎と出会い、「一人でも多くの人に本格焼酎を飲んでもらいたい」「焼酎=パワフルのイメージを払拭したい」想いが強くなる。
その後独学で焼酎の勉強を始める。2021年3月に焼酎唎酒師を取得。