皆さん、こんばんは!一人でも多くの人に焼酎を飲むきっかけを与えたい。焼酎プロモーターの亜樹穂です!今回は、町田で開催された「SHOCHU CALLING」の参加レポートをお届けします!
今回の記事は、焼酎ファンはもちろんのこと、焼酎イベントに興味がある方にも楽しんでいただける内容になっています。
町田の酒販店リカーポート蔵家さんが主催するイベント!
「SHOCHU CALLING」は、2023年頃からリアル開催されている焼酎イベントです。コロナ禍の間はYouTube LIVEで実施されていたそうです。
日本全国から10蔵が町田に集い、計30種類の焼酎や泡盛をおつまみと一緒に楽しめます。また、酒販店さんが開催されているイベントのため、気に入った銘柄はその場で購入ができるのもポイントです。
イベント概要はこちら!
日時:2025年7月6日(日) 1部、2部入れ替え制
第1部:12時30分~14時30分
第2部:15時~17時※各回、定員50名
参加費:前売り1,200円(税込) 当日券1,500円(税込)
会場:PEDARADA(ペダラーダ)
東京都町田市中町1-4-2 町田新産業創造センター1F
(小田急線 町田駅から徒歩5分)
参加蔵元様・銘柄(10蔵・県別五十音順 ・敬称略)
『侍士の門』太久保酒造(鹿児島県志布志市)
『一尚』小牧醸造(鹿児島県薩摩郡)
『知覧Tea酎』知覧醸造(鹿児島県南九州市)
『里の曙』町田酒造(鹿児島県大島郡)
『超不阿羅王』酒蔵王手門(宮崎県日南市)
『山猪』すき酒造(宮崎県日南市)
『羽伏浦』新島酒蒸留所(東京都新島村)
『帰山』千曲錦酒造(長野県佐久市)
『五島』五島列島酒造(長崎県五島市)
『請福・ゆずシークヮーサー酒』請福酒造(沖縄県石垣市)

鹿児島・宮崎・長崎・長野・沖縄の蔵元さんが町田に集まっていただけるなんて蔵家さんすごすぎます!焼酎イベントはあちこち参加していますが、長野県のそば焼酎の蔵元さんがいらしているのは初めてです!
気に入った銘柄をその場で購入できるのも飲み手としてはとても嬉しいですね◎
続いて、試飲レポートをお届けします!
【新島酒蒸留所】『嶋自慢羽伏浦』

東京都新島に位置する新島酒蒸留所さん。
『嶋自慢羽伏浦(しまじまん はぶしうら)』は、新島の景勝地・羽伏浦海岸の爽やかなイメージをコンセプトに造られた麦焼酎だそう。

新島酒蒸留所さんの『七福嶋自慢』が個人的に印象的に残っている銘柄なので、他の銘柄も試飲できることがとても嬉しかったです!
『嶋自慢羽伏浦』の涼しげなブルーのボトルに惹かれますね。ソーダ割りでいただきましたが、口当たりもサッパリとしていて、後味にほんのりと麦の甘みが感じられました。麦焼酎ビギナーにもオススメです!
【知覧醸造】『ちらんちらん』

鹿児島県南九州市に位置する知覧醸造さん。
知覧茶を使用した芋焼酎『知覧Tea酎』のイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
『ちらんちらん』はオレンジ色のさつま芋、ハマコマチを使用した芋焼酎で華やかな香りが楽しめます。

『ちらんちらん』は青いラベルもかわいらしいですよね。
スッキリした口当たりの後にふわっとオレンジ色の花を思わせる香りが感じられます。その後にまろやかな甘味が楽しめて心地良いです。
【太久保酒造】『宵蛍』『太久保ホワイトオーク』


鹿児島県志布志市に位置する太久保酒造さん。
『宵蛍(よいぼたる)』は夏の季語で、夏に飲みたくなる焼酎をイメージして造られた焼酎だそう。
定番銘柄の『侍士の門(さむらいのもん)』はドッシリとした味わいなのでギャップに驚くかもしれません。
一方で『太久保ホワイトオーク』はじっくり熟成された芋焼酎をさらにホワイトオークで熟成しているので、バニラのような香りが楽しめます。

『宵蛍』はラベルデザインがかなりスタイリッシュで太久保酒造さんからもこういう銘柄がついに出たのか!と驚きました。サッパリとした口当たりの後に優しいお芋の甘みとコクが楽しめます。後味に『侍士の門(さむらいのもん)』の雰囲気も感じますね。
『太久保ホワイトオーク』は、ロックやストレートで飲むとバニラのような香りがどっと感じられます。後味にさつま芋の甘みも広がります。これは樽貯蔵の焼酎がお好きな方は夜にちびちび飲みたくなるかも‥!
【千曲錦酒造】『帰山』『丸山』

長野県佐久市に位置する千曲錦酒造さん。日本酒蔵が醸すそば焼酎『帰山』と麦焼酎『丸山』をいただきました。
『帰山』はそばと米麹を使用し、減圧蒸留で造られているそうです。『丸山』は黄麹を使用した麦焼酎なのだとか。

『帰山』はかなりおそばの香りがしっかり楽しめますね。おそばの香りが想像以上に強く、お湯割りやそば湯割りも試してみたくなりました!
『丸山』はフルーティーな香りの後にほわっと麦の香ばしさも感じられますね。
【すき酒造】『伝須木 番外 ハマコマチ』

宮崎県小林市に位置するすき酒造さん。
『伝須木 番外 ハマコマチ』はオレンジ色のさつま芋「ハマコマチ」を使用し、6年間和甕で熟成したそうです。
すき酒造さんの兒玉さんによると、数年熟成した段階でテイスティングしたところ「もう少し熟成した方が‥」となり、気付けば6年熟成になっていたそうです!

しっかりめに出したアールグレイの紅茶のような香りを感じますね!ハマコマチファンは試したくなる味わいだと思います。後味にさつま芋のコクもじわじわと広がりますね!
この味わいを再現するには6年熟成が必要なので、生産量がとても少ないそう。今しか飲めないレア焼酎です!
【酒蔵大手門】『銭にあらず』

宮崎県日南市に位置する酒蔵大手門さん。
『銭にあらず』は黄金千貫と紅寿(べにことぶき)と黒麹・白麹を使用して造られた芋焼酎。減圧蒸留を行っているそうですが、なんと、隠し味に泡盛も入っているのだとか‥!

サッパリとした口当たりで最初に感じる優しい風味は白麹っぽさを感じますね。減圧蒸留のおかげもあるように思います。後味はさつま芋の旨味がしっかりと感じるので、このあたりは黒麹が活躍していそうです。白麹と黒麹両方の味わいを一度に楽しめるのいいですね。
おわりに
今回は「SHOCHU CALLING」の参加レポートをお届けしましたが、いかがでしたか?
個人的には蔵元さんとお客さんの距離が近く、焼酎に関するお話を造り手と飲み手の方がとても楽しそうにお話されているのが印象的に残りました!
蔵元さんブースごとにおつまみもセットされているので、そちらもきっかけに会話が弾んでいるように思います。
また、イベントを主催されている蔵家さんがとても優しく、初めて参加した人も楽しみやすい空間にしていただけているように感じました!
町田にお住まいの方や小田急沿線の方はぜひ!
投稿者プロフィール

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焼酎プロモーションメディア「RANBIKI」編集長/焼酎プロモーター
好きなものはあん肝と白子。趣味は美味しい飲食店めぐりと酒屋さんめぐり
学生時代に本格焼酎と出会い、「一人でも多くの人に本格焼酎を飲んでもらいたい」「焼酎=パワフルのイメージを払拭したい」想いが強くなる。
その後独学で焼酎の勉強を始める。2021年3月に焼酎唎酒師を取得。
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