皆さん、こんばんは!一人でも多くの方に焼酎を飲むきっかけを与えたい、焼酎プロモーターの亜樹穂です!
今回は、坂下酒造さんとアンフィルターさんが共同開発した『罪人』の試飲レポートをお届けします!
坂下酒造さんの樽熟成の麦・芋ブレンド焼酎『ジョナリー』を飲んだことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事は、坂下酒造さんのファンはもちろん東京で造られている焼酎に興味がある方にも楽しんでいただける内容になっています。
前半では『罪人』はどんな焼酎なのか、どんなこだわりが詰まっているのかをお伝えします。後半では、実際に試飲したレポートや特別試飲会の模様もお伝えします。
『罪人』は伊豆七島の自然・歴史・文化の魅力を世界に発信するスピリッツブランド
江戸時代、伊豆七島には様々な罪を抱えた方(思想家や学者など)が流されていました。
その中には、島に焼酎の文化や作り方を教えてくれた丹宗庄右衛門(たんそうしょうえもん)氏もいらっしゃいます。
「罪人」と呼ばれた方々が伊豆七島の文化を豊かにしてくれたため、独自の文化が発展しました。
また、あえて「罪人」というストレートな言葉をブランド名にすることで、逆境を乗り越えた罪人の方々に思いを馳せてほしい。伊豆七島の島焼酎や島の歴史に興味を持っていただきたいという意図も込められているそうです。
『罪人』は2025年11月1日から発売された八丈島テロワール焼酎
2025年11月1日から発売された『罪人』は、味わいはもちろん、デザインにもこだわっています。
ラベルは「罪」という文字が大きく見えるようにしており、「罪」の文字は牢と流木をモチーフにしているそう。また、ラベルの向かって左上にある曲線は昔使われていた「爪印(つめいん)」を載せているそうです。
また、墨色のボトルは、八丈島の溶岩石を彷彿とさせるデザインに仕上げています。
『罪人』の味わいのテーマは、「八丈島のテロワール」と「火山島らしさ」
アンフィルターさんは、テロワールを以下のように考えられています。
テロワールとは?
テロワールとは、フランス語で”土地”を意味する言葉に由来し、気候・土壌・地形など、作物の味やその作物から作るお酒の味に影響する自然条件の総体です。ワインの世界で特に使われ、”その土地ならではの味”をつくり出す背景を指しています。引用元:八丈島テロワール焼酎「罪人」特別試飲会の配布資料 P2
ミネラルを感じられる味わいにするために、ブレンドしたいと考えていたそうです。ただ、麦焼酎と芋焼酎をどの割合でブレンドするかとても悩まれていたのだとか。様々な割合を試した結果、5:5が最もバランスが良いとなったそうです。
また、『罪人』に使われているさつま芋は、坂下酒造の沖山さんが自ら栽培されている「さつままさり」を使用しているそうです。八丈島の土地で栽培されたさつま芋と麦麹の相性は抜群。
焼酎ファンはもちろん、焼酎ビギナーにも親しみやすい味わいに仕上がっています。
最後にどのようなきっかけで『罪人』が生まれたのかについて触れます。
ビンセント氏と坂下酒造沖山氏の出会いから『罪人』は誕生
ビンセント氏は15年前に初めて伊豆諸島を訪ねてから島の文化・島焼酎を愛するようになったそうです。
その中でも特に感銘を受けた島焼酎が坂下酒造さんの『黒潮』と『ジョナリー』だったそう。そして、沖山氏にも出会い、ビンセント氏は沖山氏の人柄にも強く惹かれたのだとか。
沖山氏と何度も対話を重ね、親交を深めていく中で「罪人」のプロジェクトを一緒にやることになりました。
そもそも『罪人』のプロジェクトは、島焼酎のクオリティや魅力が東京を含む本土で十分に評価されていないこと、伊豆七島の歴史や文化が広く知られていないことへの問題意識から
始まりました。
そのため、焼酎ファンだけでなく焼酎ビギナーにも親しみやすい味わいにしたり、八丈島の歴史や文化の背景が伝わるような商品コンセプトになっています。
将来的には、八丈島の特産品を使用したリキュールや新しいスピリッツの製造にも挑戦したいと考えているそうです。
『罪人』という名前はインパクトのある銘柄名でとても覚えやすいですよね。
ラベルやボトルのデザインも特徴があるので、飲食店さんや酒販店さんで見かけると、「あれなんだろう?」と思う方も今後出てくるのではないかと思います。
また、『罪人』をきっかけに八丈島を始め、伊豆七島の文化や島焼酎に興味を持ってほしいという銘柄に込めた想いもとても素敵です。
続いて、試飲レポートをお届けします!
開栓すると香ばしい麦の香り!

- ジャンル 本格焼酎
- アルコール度数 25度
- 原材料 麦(国産)・さつま芋(国産)・麦麹(国産)
- 飲み方 ソーダ割り、お湯割り、ロック
罪という字にも見えるラベルがオシャレ‥!
丸みのあるボトルの形もとても可愛らしいです。
開栓した瞬間にすぐ感じたのは、香ばしい麦の香りですね。最後に鼻に残るのはさつま芋を思わせる優しい香りでした!
【ソーダ割り】スッキリした口当たりと麦のコクが楽しめる!

ソーダ割りにしても、しっかりと香ばしい麦の香りが鼻をくすぐります。
口当たりはとても軽やかで、後味に麦の甘みとさつま芋の甘みがじわじわと広がりますね。どちらかというとさつま芋の甘みが強いかも?
ただ、いつもRANBIKIで紹介している先に焼酎を入れてつくるソーダ割りとバーテンダー経験もある沖山氏が考えたひと手間かけたソーダ割りで味わいが大きく異なります。
どちらが自分の好みに合うか、ぜひ両方作って試してみてください!
ひと手間かけたソーダ割りのつくり方
- ・『罪人』
- ・炭酸水(無糖)
- ・ロックアイス
- ・マドラー
- 1.グラスに氷を入れ、ぐるぐる混ぜてグラスを冷やす。(その時に出る氷が溶けた水は流してください)
- 2.炭酸水をグラスの6分目位まで注いでから、『罪人』を注ぎます。(心配な方は4分目分の焼酎を計っておきましょう)
- 3.最後にマドラーで軽く氷を持ち上げれば完成!
後から『罪人』を注ぐことで、麦の香ばしさやさつま芋の甘みがよりしっかりと楽しめるようになりますよ!
【ロック】キリッとした口当たりと土やミネラル感のある味わいを楽しめる!

ロックにすると、飲み応えがぐっと上がりますね。喉に残る余韻が土やミネラルを彷彿とさせますね。口当たりも少しキリッとするので、まろやかな口当たりの方が好みな方は、ちょっと水を足すのもオススメです!
ロックの作り方
ロックグラス(背の低めなグラス)を用意します。
そこにロックアイスを数個入れます。
『罪人』をグラスの3~4分目位まで注げば完成!
【お湯割り】軽やかな口当たりと優しいさつま芋の甘みを楽しめる!

ほわっと香る香ばしい麦の香りにうっとり。。ソーダ割りの時よりもはっきりとさつま芋の甘みが感じられますね。じわじわと甘みが広がり、余韻が持続するのがとても心地良いです。『罪人』はあまり濾過をしていないそうなので、お湯割りにすると、コクや旨味がより味わいやすくなります。
お湯割りの作り方
- 1.お湯を沸かし、75度くらいまで冷まします。(温度計がない場合は、手で持てる温度が目安です)
- 2.そのお湯を酒器に注ぐ。お湯は6割位を目安に。(飲み慣れている方は5割でも◎)
- 3.次に『罪人』をゆっくりと注ぐ。(一気に入れて焼酎の温度が急に上がることを防ぐために)
- 4.温度差により、対流が生まれるため数十秒ほど放置してから飲みましょう!
『罪人』は香ばしい麦の香りとコク、さつま芋の優しい甘みが楽しめるシンプル×パワフルな味わい

麦と芋、双方の魅力が詰まった1本ですね。罪人と呼ばれた方々が伊豆七島に焼酎づくりをもたらしてくれたおかげで、今の私達が島焼酎を楽しめているのだなと想いを馳せながら飲むとより味が染み渡るように思います。
オススメの飲み方はお湯割り!

お湯割りは香りが立ちやすいので上級者向けの飲み方と思わがちですが、『罪人』のお湯割りはスッキリした口当たりで優しい香りの印象を受けました。
焼酎ビギナーの方も親しみやすい味わいなので、お湯割りデビューのきっかけの1杯にいいかもしれません。
最後に『罪人』特別試飲会のレポートをお届けします!
『罪人』特別試飲会は大盛況!

アンフィルターさんと坂下酒造さんは、飲食店さんや酒販店さん向けに特別試飲会を2回開催されていました。
2025年11月25日 三軒茶屋:居酒屋ひでじろう
2025年11月30日 神田:鳥酎神田・大手町店
アンフィルターのビンセント氏と坂下酒造の沖山氏から直接『罪人』についてお話が聞ける貴重な機会でした。
私はプレス枠で三軒茶屋の回に参加したのですが、飲食店さんや酒販店さんがたくさんいらしており、質問もたくさん飛び交っており盛り上がっていました!
当日はペアリングメニューも提供されており、『罪人』がなめろう、揚げ物、チキンのソテーまで幅広いお食事と相性がいいことも伝えられていました。

個人的に特に驚いたのは「ひと手間かけたソーダ割り」のレシピ!
私が自宅で作ったソーダ割りの味と比較すると、麦とさつま芋の味わいがバシッと感じられて衝撃を受けました‥!
トークセッションを聞き終わってからソーダ割りをいただいたのですが、氷が少し溶けていたのですがコクや飲み応えが感じられました。
試飲会の後半では今後発売を予定している銘柄の試飲も行われていました!
全麹仕込みの麦焼酎で白麹verと黒麹verを飲み比べたのですが、どちらも味わいが異なっておりとても興味深かったです。発売されるのが今から楽しみです!
おわりに
今回は八丈島のテロワール焼酎『罪人』のこだわり、試飲レポートをお届けしました!気になる方はぜひ、取り扱いのある酒販店さんに行ってみてくださいね!
投稿者プロフィール

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焼酎プロモーションメディア「RANBIKI」編集長/焼酎プロモーター
好きなものはあん肝と白子。趣味は美味しい飲食店めぐりと酒屋さんめぐり
学生時代に本格焼酎と出会い、「一人でも多くの人に本格焼酎を飲んでもらいたい」「焼酎=パワフルのイメージを払拭したい」想いが強くなる。
その後独学で焼酎の勉強を始める。2021年3月に焼酎唎酒師を取得。
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